ほねほねバイクのオイル、まだ買えないままなの?
じつは「買えない」ほうは、だいぶ落ち着いたんだ。



えっ、じゃあもう安心?
ところが今度は「高い」ほうが本番なんだよ。



うわ…なんでそうなるの?
なぜなら原料の高騰が、数か月おくれて効いてくるからね。



じゃあ、わたしは何をすればいい?
よし、実際にバイク屋で聞いた話も含めて見ていこう!
「バイクオイル購入できない」「いつもの銘柄が棚にない」。そんな声が広がったのは2026年の春でした。ところが秋になって、状況はハッキリ変わっています。つまり「買えない」問題は落ち着き、「高い」問題が本番を迎えたんです。
そこでこの記事では、まず春からの経緯と原因を整理します。次に10月の最新情報と、はちみつがバイク屋で聞いた話をまとめますね。最後に代替策と備えまで、まるっと解説します。
2026年10月20日 更新:10月1日付で実際に価格改定を実施したお店が出てきました。さらに元売り各社の出荷調整も、10月時点でまだ続いています。くわえてバイク屋さんで実際に見てきた様子も追記しました。
2026年10月現在、「バイクオイルが購入できない」状態はほぼ解消しました。つまりこの記事の主題は、買える状態に戻ったあとの「値上げ」とどう付き合うかです。春の品薄の経緯から知りたい方は、そのまま読み進めてくださいね。


この記事でわかること
- バイクオイル購入できない問題が起きた原因と、春からの経緯
- 【体験】バイク屋で見た棚と値札、そして店員さんのリアルな声
- 2026年10月時点の最新状況と、実際に実施された値上げ
- オイルが高い・見つからないときの代替策と、バイク特有の注意点
- 「いま買うか、待つか」のはちみつ流・判断基準
- 取説の確認からショップでの聞き方まで、今すぐできる3ステップ
バイクオイル購入できない問題はいまどうなった?【2026年秋】
まず結論です。店頭の欠品は春よりかなり改善しました。つまり「どこに行っても棚が空」という状態ではありません。ただし「入荷未定」と言われると、やっぱり不安になりますよね。
たとえば資源エネルギー庁の石油統計速報を見てみましょう。じつは2026年7月の潤滑油の生産は、前年同月比109.4%でした。さらに月末在庫も、前年同月比102.0%となっています。
加えて政府のタスクフォース資料も同じ方向です。実際に8月24日時点で、潤滑油の新規相談は「ほぼなし」でした。
ただし、完全に元どおりではありません。というのも元売り各社の出荷調整は、秋に入っても続いているからです。
「買えない」から「高い」へ、問題が移った
なぜ欠品が減ったのに、値上げだけが続くのでしょうか。というのも原料の仕入れ値が製品価格に届くまで、数か月のタイムラグがあるからです。
つまり今の店頭価格には、春から夏の高い原料コストが乗ってきます。そのため秋は、値上げが集中する局面になりました。だから「品薄は終わったのに財布が痛い」という、ねじれた状態なんです。
| 時期 | 品薄の状況 | 価格の状況 |
|---|---|---|
| 2026年3〜6月 | 深刻(受注制限・欠品) | 上昇が始まる |
| 2026年7〜8月 | 改善(出荷規制の解除が進む) | さらに上昇 |
| 2026年9〜10月 | 店頭は改善、出荷調整は継続 | 改定が集中 |
| 2027年初め(予想) | グループⅢ系は引き続き厳しい | 追加改定の見込み |
影響が大きいオイルの種類
とくに影響が大きいのは、100%化学合成油です。なぜなら原料のグループⅢベースオイル(=高品質な基油)が、世界的に奪い合いだからですね。しかもグループⅢは国内で精製しておらず、韓国やカタールからの輸入に頼っています。
| オイルの種類 | 入手しやすさ | 価格の上がりやすさ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 100%化学合成油 | ●●○○○ | ●●●●● | グループⅢ・GTL依存 |
| 部分化学合成油 | ●●●●○ | ●●●○○ | 製品により差あり |
| 鉱物油 | ●●●●● | ●●○○○ | 比較的安定 |
| (参考)大型ディーゼル用DH-2 | ●●○○○ | ●●●○○ | 日本独自規格で代替不可 |
つまり、ふだん高性能オイルを使う人ほど影響を強く受けます。一方で鉱物油ユーザーへの影響は、比較的おだやかなんです。ただし「安ければ何でもいい」ではないので、そこは後ほど説明します。
バイクオイル購入できない状況を招いた3つの原因
原因は大きく3つあります。具体的には中東の基油プラント停止・ホルムズ海峡の混乱・流通の過剰発注ですね。そこで、それぞれを順に見ていきましょう。
原因1:中東のグループⅢ製油所が3か所止まった
まず2026年3月、中東のグループⅢ基油の拠点3か所が止まりました。具体的にはアブダビのルワイス製油所、バーレーンのシトラ製油所、カタールのシェル「Pearl GTL」です(ミカド商事の整理による)。
なかでも打撃が大きかったのが、Pearl GTLですね。というのもシェルの決算説明会によると、2系列のうち第2系列が損傷したからです。なお第1系列に影響はありませんでした。
じつは日本向けの高品質基油は、主に韓国から来ています。しかも韓国の大型プラントは稼働を続けました(日刊自動車新聞ほか業界報道)。したがって日本が「輸入ゼロ」になったわけではありません。
ただし世界の供給が細れば、国際価格は跳ね上がります。そのため日本も、価格の面でしっかり巻き込まれたんです。
ここがポイント:日本は「モノが来ない」よりも、「世界の奪い合いで高くなる」経路で影響を受けました。だから欠品が落ち着いても、値上げだけが残るんですね。
原因2:ホルムズ海峡の通航制限
次に大きいのが、ホルムズ海峡の通航制限です。なぜなら世界の原油輸送の約2割が、ここを通るからですね。
実際に2026年2月末の情勢急変で、通航に支障が出ました。さらに7月12日には再閉鎖が宣言されています。つまり原油は一時、1バレル100ドルを超えました。
結果として、調達コストは一気に跳ね上がりました。しかも戦争リスク保険料は、情勢前の約0.25%から7.5〜12.5%へ上昇しています(9月8日時点・Breakwave Advisors調べ)。


原因3:流通の過剰発注による目詰まり
そして意外と見落とされがちなのが、流通側の過剰発注です。じつは政府の整理でも、3月下旬からの品薄の主因は供給の枯渇ではないとされました。
つまり不安から各事業者が通常の数倍を発注し、在庫が偏ったわけですね。だから資源エネルギー庁は4月17日、石油元売事業者と潤滑油事業者団体に是正を要請しました(赤澤経済産業大臣の閣議後会見)。
さらに6月10日からは、国主導の潤滑油直販スキームも動き出しました。実際に内閣官房の資料によると、8月24日時点で44件が解決しています。
注意点:過剰な買いだめは、流通の目詰まりを悪化させます。そのため必要分だけ確保するほうが、結果的に自分のためにもなるんですよ。
【体験】バイク屋で見たバイクオイル購入できない問題のいま
ここからは、はちみつが実際にバイク屋さんで見てきた話です。結論から書くと、統計の数字と現場の空気は、きれいに一致していました。
棚の品切れは、たしかに減っていた
まず店内に入って、まっすぐオイルの棚へ向かいました。じつは春の報道を見ていたので、スカスカを覚悟していたんです。ところが実際は、品切れがかなり少なくなっていました。
つまり「どこにも売っていない」という段階は、もう過ぎたわけですね。たしかに生産109.4%・在庫102.0%という統計と、ぴたり重なります。
ところが値札を見て、正直「高い」と思った
しかし安心したのは、そこまででした。というのも値札を見たとき、素直に「高いな」と感じたからです。
つまり買えるようにはなったけれど、財布へのダメージは別問題なんですよ。まさに「買えない」から「高い」へ、問題が移った瞬間を目の前で見た感じでした。
棚が埋まっていてホッとしたのに、値札でまた肩を落とす。そんな秋でしたね…。
店員さんの声「また値上げするかもしれない」
さらに気になったのが、店員さんの反応です。たしかに春のような慌てた雰囲気はなく、比較的落ち着いていました。
ところが会話の最後に、こう言われたんです。「またオイルが値上げするかもしれない」と。
これは業界の見方と、同じ方向ですね。じつはオイル商社のミカド商事も、2027年1月に追加の改定がありうると予想しています。だから現場の感覚は、かなり鋭いんだと実感しました。
| 確認したこと | お店で見た・聞いた内容 | 統計・業界情報との一致 |
|---|---|---|
| 棚の在庫 | 品切れはかなり減っていた | ○ 生産109.4%・在庫102.0%と一致 |
| 価格の体感 | 正直に「高い」と感じた | ○ 10月1日の価格改定ラッシュと一致 |
| 店員さんの様子 | 比較的落ち着いていた | ○ 新規相談「ほぼなし」と一致 |
| 今後の見通し | 「また値上げするかも」との声 | ○ 2027年1月の追加改定見込みと一致 |
はちみつの気づき:ニュースだけ読むと「まだ大騒ぎ」に見えます。しかし店頭に立つと、空気はもう次の段階へ進んでいました。だから一次情報を取りにいく価値は、やっぱり大きいですね。
【2026年10月】バイクオイルの最新状況と値上げ実績
ここからは、2026年10月時点で新しく確認できた内容をまとめます。10月1日付の値上げは実際に実施され、出荷調整もまだ続いています。
最新1:10月1日から値上げしたお店が出てきた
まずバイク乗りに直結する話からいきますね。レッドバロンは9月1日に告知を出しました。そして10月1日から、オイルリザーブシステムの価格を改定しています。
理由は公式告知のとおり、原材料費の高騰です。つまり前払いでオイルを預ける仕組みも、値上げを避けられなかったんですね。
ちなみに四輪側でも、同じ動きが起きています。たとえば香川トヨタは9月10日に告知し、10月1日からボトルキープを改定しています。
その幅が、なかなかの衝撃でした。つまり10Lが1万円から1万5000円へ、50Lが5万円から7万5000円へ(いずれも税込)。要するに一律5割アップなんです。
最新2:元売り各社の出荷調整は10月も継続中
次に供給側を見てみましょう。10月1日時点の業界まとめによると、出荷調整は終了時期未定のままでした。
| 元売り | 10月の価格 | 出荷の状況 |
|---|---|---|
| ENEOS | 値上げ(グループⅢは大幅) | 前年同月実績並みを目安に出荷調整、終了時期未定 |
| 出光興産 | 小幅な値上げ(グループⅢは値上げ) | 受注制限が継続、総量は前年同月実績並みが上限 |
| コスモ石油 | グループⅢは大幅な値上げ | 前年実績を基準に出荷制限が継続 |
| シェルルブリカンツ | 10月の価格改定なし | 全商品で供給量を大幅に制限 |
つまり「棚に並んでいる=完全復旧」ではないわけです。むしろ上流はまだ制限つき、という理解が正確ですね。
最新3:新しい逆風「世界的な軽油不足」
そして10月に入って、新しい要因が出てきました。なんと今度は、世界的な軽油不足がグループⅢの生産を圧迫しはじめたんです。
というのも軽油とグループⅢ基油は、性質が近いからですね。つまり軽油が足りないと精製時に軽油が優先され、基油の生産量が減ってしまいます。
加えて各国が、軽油やオイルの輸出を絞る動きも出ています。そのため国内メーカー(ミカド商事)からは、9月・10月がこれまでにない厳しさだという声が上がりました。
最新4:規格の特例措置がさらに90日延長
さらに10月1日、オイル規格の面でも動きがありました。具体的にはAPI 1509にもとづく緊急暫定許可が、90日延長されています。
これは登録した処方とちがう基油を、供給難のときだけ使ってよいという特例です。つまり業界はまだ、平時に戻れていないという証拠でもありますね。
最新5:原料相場はどうなっているか
最後に数字で確認しておきましょう。じつは秋に入ってから、上流の指標はふたたび上を向きました。
- 9月10日:ブレント原油が1バレル109.09ドルに到達(CFD・OTCベースの表示値)
- 9月21日:グループⅢ基油のアジア相場が1トン3,630〜3,680ドル
- 10月1日:四輪用規格GF-6が廃止され、GF-7とAPI SQへ移行
これらの相場データは、エンジンオイル完全まとめで整理されています。なおGF-7への移行は、四輪用の規格の話ですね。ただしお店の棚表示が変わるので、知っておくと混乱しませんよ。
で、この数字は自分の財布にいくら効くのか
とはいえ「1トン3,630ドル」と言われても、ピンときませんよね。じつは、はちみつも最初はそうでした。そこで相場の数字が自分の支払いに届くまでの道すじを、整理しておきます。
- ①基油の国際相場が上がる:いまニュースで見ているのがここ
- ②数か月おくれて、元売りの卸値が上がる:10月の価格改定がこれ
- ③さらに遅れて、店頭価格と交換工賃が上がる:わたしたちが払うのはここ
つまりニュースの相場は、数か月後の自分の請求書なんです。実際に春から夏の高い原料コストが、10月1日の改定として表に出てきました。だから9月の相場上昇は、これから効いてくる分ということになりますね。
ただし「1トン◯◯ドル」が、そのまま「1Lで◯◯円」になるわけではありません。なぜなら基油は材料の一部にすぎず、添加剤・容器・輸送費・工賃がすべて上に乗るからです。そこで逆に、1Lあたりの上がり幅から支払額を逆算してみましょう。
| 1Lあたりの値上がり | 1回の交換(2L使用) | 1回の交換(3L使用) | 年2回交換の年間増加 |
|---|---|---|---|
| +200円 | +400円 | +600円 | +800〜1,200円 |
| +500円 | +1,000円 | +1,500円 | +2,000〜3,000円 |
| +1,000円 | +2,000円 | +3,000円 | +4,000〜6,000円 |
これは仕組みを理解するための試算です
ここで思い出したいのが、香川トヨタのボトルキープです。つまり一律5割アップという実例が、すでに出ているわけですね。だから「1〜2割くらいかな」ではなく、数割を想定しておくほうが現実的だとはちみつは考えています。
とはいえ、年間で数千円という水準でもあります。要するに交換そのものを諦めるほどの金額ではないんですよ。むしろ交換をサボってエンジンを傷めるほうが、桁ちがいに高くつきますからね。
ぼくは缶に買った日と金額をメモするようにしました。すると次に買うとき、上がり幅がひと目でわかりますよ。
はちみつの考える代替策3つ
「いつものオイルがない」「高すぎる」と諦めるのは、まだ早いですよ。じつは現実的な代替策がちゃんとあります。そこで3つの方法を順に紹介しますね。
まず100%化学合成油にこだわらず、部分合成油や鉱物油を選ぶ方法です。たとえば街乗りやツーリング用途なら、これで十分対応できますよ。
次に粘度とJASO規格をそろえ、別の銘柄を選びます。というのも、この2つが合っていれば基本的に使えるからです。ただし心配なときは、必ずお店に相談してくださいね。
最後に、推奨より早めに交換していた人は推奨距離まで使い切る手もあります。ただし交換を大幅にサボるのはNG。なぜならエンジンを傷め、修理費のほうが高くつくからです。
【重要】四輪用の省燃費オイルを流用してはいけない


ここだけは、はちみつから強めにお伝えさせてください。というのも四輪用の省燃費オイルをバイクに入れるのは危険だからです。
なぜなら多くのバイクは、エンジンオイルでクラッチも潤滑しているからですね。つまり四輪用に入っている摩擦調整剤が、クラッチすべりを起こすおそれがあります。
そこで必ず確認したいのが、缶に書かれたJASO MAまたはMA2の表記です。ちなみにスクーターはMB指定の場合もありますから、取扱説明書を見てくださいね。
なお、じつは今回いちばん値上がりしているのは0W-20などの低粘度オイルです。要するにバイクで多い10W-40のMA規格は、比較的マシな立ち位置なんです。
代替オイルが向いている人・向いていない人
まず、代替オイルが向いている人の特徴から見ていきましょう。一方で向いていない人もいますから、そこは注意が必要ですね。
| テーマ | バイクオイル購入できない問題の代替策 |
|---|---|
| 情報の基準日 | 2026年10月20日 |
| いちばん無難な選択 | JASO MA2・10W-40の部分合成油 |
| 入手のしやすさ | ●●●●○ |
| コストの抑えやすさ | ●●●●○ |
| 性能の満足度 | ●●●○○ |
| 総合おすすめ度 | ●●●●○ |
| ひとことキャラ | 街乗り万能タイプ |
ぼくも最初は「安いオイルで大丈夫?」と不安でした。でもお店の人に聞いたら、規格さえ合えば問題ないと言われて安心しましたよ。
はちみつの結論:オイルはいま買うか、待つべきか
ここが、いちばん迷うところですよね。そこではちみつなりの判断の線引きを書いておきます。なお、これはあくまで個人の考え方ですから、最終判断はご自身でお願いしますね。
判断軸は「次の交換時期までの距離」だけ
結論から書くと、判断軸はシンプルです。つまり「次の交換まで3か月以内かどうか」、これだけなんです。
なぜなら2027年1月に、追加の改定がありうるからですね。だから3か月以内に使う分なら、いま確保するほうが合理的です。
ここは予測です:2027年1月の追加改定は、オイル商社ミカド商事が2026年10月10日に示した個人の見解です。つまりメーカーの公式発表ではありません。ただし現場の店員さんの感覚とも一致しているので、参考になる見立てだと考えています。
一方で、まだ交換まで半年以上ある人は急ぐ必要がありません。というのも未開封オイルにも、保管の限界があるからです。
| 次の交換まで | はちみつの判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 3か月以内 | いま1回分を確保 | 2027年1月の改定予想より前に押さえられる |
| 3〜6か月 | 様子見でOK | 年末のセールや在庫状況を見てから動ける |
| 半年以上先 | いまは買わない | 保管期限のリスクのほうが大きい |
「銘柄を守る」より「規格を守る」を優先する
もうひとつ、はちみつが大事にしている考え方があります。それは銘柄へのこだわりより、規格の一致を優先するというものです。
というのも、いちばん避けたいのは「高いから交換を先延ばしする」状態だからですね。つまりオイル代をケチった結果、エンジンの修理費が跳ね返ってきたら本末転倒です。
だからはちみつは、規格が合う手に入るオイルで、交換サイクルを守るほうを選びます。やはり愛車を止めないことが、いちばん大事ですからね。
バイク初心者の方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
バイクオイル購入できない問題の今後の見通しと備え方
結論として、モノは戻りつつあるが、価格は2027年に入っても高止まりという見方が有力です。むしろ値段の話は、これからが本番ですね。
価格はいつ落ち着く?
まずオイル商社ミカド商事の見立て(2026年10月10日)では、2027年1月に数十円程度の改定がありうるとされています。さらにグループⅢの完全な解決までは、最低2年かかるとの見方も示されました。
ただし、これは同社の筆者個人の見解です。つまりメーカーの公式発表ではありませんから、確定情報として受け取らないでくださいね。
一方で明るい材料もありますよ。たとえばシェルの決算説明会では、損傷したPearl GTLの系列について説明がありました。つまり2027年3月末までに動かせる見込み、とのことです。
加えて北米や韓国では、新たな基油プラントの増強が進んでいます。したがって2027年以降は、少しずつ余裕が戻ると考えられますね。
ライダーが今すぐすべき備え【3ステップ】
では、わたしたちライダーは何をすればいいのでしょうか。そこで10分でできる3ステップにまとめました。まずは手元に取扱説明書を用意してくださいね。
まず取扱説明書の整備ページを開き、次の3つをスマホにメモします。つまり①指定粘度(例:10W-40)②JASO規格(MA / MA2 / MB)③オイル量(交換のみ/フィルター同時交換時)ですね。というのも、この3つさえ押さえれば銘柄が変わっても選べるからです。
次に整備手帳やオイル交換ステッカー、点検記録簿を確認します。そして前回の交換日と走行距離を見て、次の交換がいつ来るかを計算してくださいね。なぜならこの記事の判断軸「次の交換まで3か月以内か」が、ここで決まるからです。なお記録が残っていない場合は、お店で前回の作業履歴を調べてもらえることもありますよ。
最後に、STEP1でメモした条件を持ってお店に行きます。たとえば「おすすめのオイルは?」と聞くより、条件を先に伝えるほうが話が早いですよ。
ショップでそのまま使える聞き方の例
- 「◯◯(車種名)で、指定は10W-40・JASO MA2です。この条件で、いま在庫がある銘柄はどれですか?」
- 「次回交換が◯月ごろなんですが、いま1回分を取り置きできますか?」
- 「持ち込み交換の工賃はいくらですか? お店で買った場合との差も教えてください」
- 「この先、価格改定の予定は聞いていますか?」
買う前に缶で確認する4点チェック
| 確認する場所 | 見るポイント | NGの例 |
|---|---|---|
| 缶の表面(粘度) | 取説の指定と一致しているか | 指定範囲外の0W-20など |
| 缶の表面(規格) | JASO MA / MA2の表記があるか | 四輪専用「API SQ / GF-7」のみの表示 |
| 缶の容量 | 交換に必要な量が足りるか | フィルター同時交換で量が不足 |
| 買ったあと | 購入日を油性ペンで缶に書く | いつ買ったか分からなくなる |
買いだめは1〜2回分まで:なぜなら未開封でも保管の限界があるからです。くわえて過剰な発注は、流通の目詰まりを悪化させます。そのため保管は直射日光と高温多湿を避け、立てた状態で置いてくださいね。
バイクオイル購入できない問題のよくある質問
- オイル交換をしばらく延ばしても問題ない?
-
まずメーカー推奨の範囲内なら問題ありません。ただし大幅な延長はエンジンを傷めます。したがって値上げを理由に先延ばしするのは、おすすめできませんよ。
- 買いだめしたオイルは、いつまで使える?
-
ホンダへの問い合わせ結果では、未開封で2年以上・開封後で1年以上たったオイルは使わないよう案内されています。つまり買いだめは1〜2回分が現実的ですね。なお直射日光と高温多湿は、必ず避けてください。
- 粘度がちがうオイルを入れても大丈夫?
-
まず取扱説明書を確認してください。というのも多くの車種は、気温に応じて複数の粘度を認めているからです。したがって指定範囲内なら使えます。ただし範囲外は避け、お店に相談してくださいね。
- 通販とバイク屋、どちらで買うのがいい?
-
価格だけなら通販が有利な場合もあります。ただし持ち込み交換は、工賃が割高になるお店もあるんです。つまりオイル代+工賃の合計で比べるのが正解ですね。なお在庫の相談ができる点は、お店の強みですよ。
- いまオイルを買うなら、どのタイミングがいい?
-
次の交換まで3か月以内なら、早めの確保がおすすめです。というのもオイル商社の予想では、2027年1月に追加の改定がありうるからですね。ただしこれは公式発表ではなく、あくまで一社の見立てです。一方で半年以上先なら、急がなくて大丈夫ですよ。
- 自分のバイクの指定オイルは、どこを見ればわかる?
-
まず取扱説明書の整備ページを見てください。つまり粘度・JASO規格・オイル量の3つが書かれています。なお取説が手元にない場合は、メーカーの公式サイトでPDF版を配布していることが多いですよ。それでも分からないときは、車種名を伝えてお店に聞くのが確実です。
まとめ:バイクオイル購入できない問題は次の段階へ
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。とはいえ情報が多くて、ちょっとややこしいですよね。そこで最後に、要点を4つにまとめますね。
- 店頭の欠品は改善:ただし元売りの出荷調整は10月も継続中
- バイク屋で実感したのは「高さ」:しかも店員さんも追加値上げを警戒
- 10月1日から値上げが実施:さらに2027年初めに追加改定の見込み
- 規格を守れば代替可能:なお四輪用の省燃費オイル流用はNG
たしかにオイル代の上昇は、ライダーにとって痛い話です。しかし正しい知識があれば、愛車もお財布も守れます。そこでまずは取扱説明書で粘度とJASO規格をメモして、行きつけのショップに在庫と代替案を聞いてみてくださいね。
なお価格や在庫は日々動きます。したがって最新の状況は、公式サイトやお店で必ず確認してください。
この記事の参考サイト一覧
この記事は、次の公的機関・業界情報をもとに作成しました。なお数値はすべて、各出典の公表時点のものです。
- 資源エネルギー庁|石油統計速報(石油製品需給動態統計調査):潤滑油の生産・在庫
- 内閣官房|中東情勢に伴う重要物資の安定的な供給確保のためのタスクフォース(第4回):直販スキームと相談件数
- 経済産業省|赤澤経済産業大臣の閣議後記者会見(2026年4月17日):潤滑油の供給要請3点の原文
- 日本経済新聞|石油由来の潤滑油「前年並みの取引を」経産相、流通偏り解消要請:要請の報道
- レッドバロン|2026年10月より オイルリザーブシステム価格改定のお知らせ:10月1日の改定
- シンワルブテック|石油元売メーカ各社動向(10月1日更新):元売り各社の価格と出荷状況
- ミカド商事|2026年秋〜2027年初め GⅢオイル価格の動向と供給の見通し:軽油不足とAPIの特例措置
- ミカド商事|2026年4月から5月 オイルの価格と供給の展望:中東3拠点の内訳
- プラスチックパレット|エンジンオイルはなぜ高くなったのか(2026年10月1日更新):原油と基油の相場推移
- 日刊自動車新聞|中東問題でディーゼル車用エンジンオイル不足が深刻:基油の輸入構造
- スズキ新潟販売|エンジンオイル価格改定のご案内:7月1日作業分からの改定例
- プライシー|【2026年9月】エンジンオイルの値上げはいつまで?:値上げの時系列
- バイクのエンジンオイルの使用期限は?メーカーに確認してみた:ホンダ・ヤマハの保管の案内
またの記事でお会いしましょー!







