秋の空気って、バイクに乗ると一気に変わりますよね。だからこの時期に走っておきたいのが、関西紅葉ツーリングの王道ルートなんです。なかでも和歌山の高野龍神スカイラインは、秋の名道として知られています。
じつはこの道、冬になるとバイクでは走れません。なぜなら12月中旬から3月下旬は二輪車が終日通行止めになるからです。つまり紅葉の季節が、年内ラストのチャンスなんですよね。
そこで今回は、公式情報をもとに日帰りルートを組み立てました。具体的には、高野山から護摩壇山、龍神温泉をつなぐ関西紅葉ツーリングのコース。なお、走る前の装備や注意点も、あとでまとめて紹介しますね。
関西紅葉ツーリングの本命は「高野龍神スカイライン」
関西紅葉ツーリングの行き先で、まっさきに名前が挙がる道があります。それが和歌山県の高野龍神スカイライン。ちなみに正体は、国道371号の一部なんですよ。そして高野山と龍神温泉を結ぶ、全長42.7kmの山岳路です。
もともとは有料道路でした。ところが2003年に無料開放されています。そのため、いまは通行料がかかりません。しかも「日本百名道」に数えられている道とのこと。
標高はおよそ800〜1300m。とくに護摩壇山の周辺は、ブナの原生林が広がります。見頃は例年10月下旬から11月上旬とのこと。なお最盛期には、山全体が黄色く染まると言われています。
| ルート名 | 高野龍神スカイライン(国道371号) |
|---|---|
| ベストシーズン | 例年10月下旬〜11月上旬 |
| 走りやすさ | ●●●●○ |
| 景色 | ●●●●● |
| 混雑の少なさ | ●●○○○ |
| 初心者向け度 | ●●●○○ |
| 休憩ポイントの充実 | ●●●○○ |
| 総合おすすめ度 | ●●●●● |
| ひとことキャラ | 紅葉ワインディングの王道 |
| アクセス | 京奈和道 かつらぎ西ICから約1時間(高野山側) |
ルート全体をマップで確認
まずは全体像をつかんでおきましょう。つまり高野山からスカイラインを南下し、龍神温泉まで抜ける流れです。
じつは僕もまだ走れていない道なんです。だからこそ、この秋いちばんに行きたいんですよね〜。
スポット①高野山|紅葉のトンネル「蛇腹路」
まずルートの起点になるのが、世界遺産の高野山です。標高はおよそ900m。そのため平地より冷え込みが早く、色づくタイミングも少し早めなんですよね。
見どころは壇上伽藍の蛇腹路
とくに人気なのが、壇上伽藍の蛇腹路(じゃばらみち)とのこと。具体的には、金剛峯寺から壇上伽藍へ続く道です。そして見頃の時期には、紅葉のトンネルになると言われています。
なお見頃は、例年10月20日ごろから11月10日ごろ。ちなみに紅葉が終わるまで、夜間のライトアップも行われています。とはいえ、暗くなってから山道を下るのはリスク高め。だから日帰りなら、明るいうちに移動を終える計画が安心ですよ。
混雑対策は「朝いち到着」
紅葉の名所で駐車場をぐるぐる探した経験、ありませんか。じつは高野山も同じで、ピーク時は各駐車場が満車になり渋滞することがあるそうです。だから朝いちばんの到着を目指したいところ。
もちろんバイクなら、停める場所には比較的困りにくいですよね。ただし、境内の指定外スペースに停めるのはNGです。そのため案内表示にしたがって、決められた場所に駐車しましょう。
| 所在地 | 和歌山県伊都郡高野町 |
|---|---|
| 見頃 | 例年10月20日〜11月10日頃 |
| アクセス | 京奈和道 紀北かつらぎICから約45分 |
| 駐車場 | あり(無料・混雑時は満車) |
| 公式サイト | あり(高野町観光協会・金剛峯寺) |
スポット②護摩壇山|関西紅葉ツーリングのハイライト
つづいて、関西紅葉ツーリングの主役区間です。じつは主役は、走っている時間そのもの。そして高野山を出ると、いよいよスカイラインの本番なんですよ。
中間地点にあるのが、道の駅「田辺市龍神ごまさんスカイタワー」。とくに目を引くのが、高さ33mの展望塔です。ちなみに護摩木を積み上げた形をした、ちょっと不思議な建物なんですよね。
展望塔からは四国まで見えることも
まず東を向くと、大峰や大台の山々を望めるとのこと。一方で西には、紀伊水道の島々が広がります。さらに見通しがよい日は四国の山まで見えるそうです。これ、けっこう驚きですよね。
また売店には、龍神村の特産品が並びます。なかでも名物は、ごまのソフトクリームとのこと。ただし12月1日から3月末までは冬期休業です。だから秋のうちに立ち寄っておきたいですね。
なおスカイラインは、路肩が狭い区間もあります。そのため景色がよくても、路上での停車は避けましょう。つまり写真は、駐車場や展望所でどうぞ。
| 所在地 | 和歌山県田辺市龍神村(スカイライン中間地点) |
|---|---|
| 見頃 | 例年10月下旬〜11月上旬 |
| アクセス | 高野山から国道371号を南下 |
| 駐車場 | あり(無料・普通車50台) |
| 営業 | 12/1〜3/31は冬期休業/展望塔は有料 |
| 公式サイト | あり |
スポット③龍神温泉|冷えた体をゆるめる美人の湯
最後に向かうのが、日高川ぞいの龍神温泉です。ちなみに島根の湯の川、群馬の川中とならぶ日本三美人の湯と言われています。つまり山あいの、静かな湯治場なんですね。
日帰りで入るなら「元湯」が便利とのこと。具体的には、源泉かけ流しの共同浴場です。そしてヒノキの内風呂と、露天の岩風呂があるそうですよ。なお泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉と紹介されています。
じつは秋の山は、思った以上に体が冷えますよね。だから帰る前にひと風呂浴びられるのは、うれしいポイント。ただし入浴料や営業時間は時期で変わるので、公式サイトで確認してくださいね。
また、お昼を食べそこねた場合。そのときは近くの道の駅「龍神」も選択肢になります。ただし山あいのお店は、閉まる時間が早めのことも。そのため食事の時間は、早めに組んでおくと安心ですよ。
| 所在地 | 和歌山県田辺市龍神村 |
|---|---|
| 紅葉の見頃 | 11月上旬頃 |
| アクセス | 阪和道 南紀田辺ICから約55分 |
| 駐車場 | あり |
| 公式サイト | あり(龍神観光協会ほか) |
関西紅葉ツーリングの日帰りモデルルート
では、関西紅葉ツーリングの流れをまとめます。じつは走行距離が、そこそこ長めなんです。だから出発時間の設定が、いちばんのカギになりますよ。
まず京奈和道のかつらぎ西IC付近から、国道480号で高野山へ。そして山に入る前に、給油をすませておくと安心です。なぜなら山間部は、スタンドが少なめだからですね。
次に壇上伽藍の蛇腹路へ向かいます。なお歩く時間も入れて、1〜2時間みておくと余裕がありますよ。ただし混雑を考えると、午前中の到着が理想ですよね。
つづいて国道371号へ入ります。そして全長42.7kmのワインディングが続きます。ただしカーブが多いので、飛ばさずマイペースで走りましょう。
そのあと中間地点で休憩をとります。ちなみに展望塔や売店があるので、ここで一息つけますよ。ただしレストランは、早めに閉まることもあるとのこと。
最後に温泉で体をあたためます。なお帰りは、南紀田辺IC方面へ抜けるルートが分かりやすいですよ。ただし日没が早い季節ですから、逆算して動きましょう。
走る前にチェック|装備・気候・通行規制
じつは秋の山岳路は、想像よりずっと寒いんです。なぜなら標高が100m上がると、気温は約0.6℃下がるから。つまり標高1300mなら平地より7℃前後低い計算になりますよね。
持っていきたい装備
- まず薄手のインナーダウン、または防風インナー
- 次に冬用グローブ、またはインナーグローブ
- さらにネックウォーマー(首元の防寒は効果が大きい)
- とくにクリアシールド(日没が早いため)
- なお現金も少し(山間部は電波が弱い場所もある)
気をつけたい路面と時間帯
- まず落ち葉が濡れているとよく滑る
- また朝晩は路面が凍結することもある
- さらに日陰の区間は乾きにくい
- とくに紅葉ピークの週末は渋滞しやすい
そして、いちばん大事なのが冬季規制です。具体的には例年12月中旬から3月下旬まで、二輪車が終日通行止めになります。だから「また今度」と思っていると、春まで走れないんですよね。
ただし規制の開始日は、年によって変わります。しかも大雨や積雪で、臨時の通行止めが出ることも。そのため出発前には、和歌山県の道路情報や観光協会の発信を必ず確認してください。
もちろん、安全運転と法令遵守が大前提です。たしかにワインディングは楽しいですよね。とはいえ対向車も観光バスも通ります。だからセンターラインをはみ出さない、それだけで安心感が変わりますよ。
よくある質問|関西紅葉ツーリングのギモン
- Q. 初心者でも走れますか?
-
A. たしかに路面は、比較的整備されていると言われています。しかしカーブが多く、距離も長めです。だから休憩をこまめに入れて、無理のないペースで走ってくださいね。
- Q. 見頃はいつごろですか?
-
A. まず護摩壇山の周辺は、例年10月下旬〜11月上旬。一方で高野山は、10月20日ごろからとのこと。つまり標高が高い場所ほど、色づくのが早いんです。
- Q. 冬に行くことはできますか?
-
A. じつは冬季は、バイクが通行止めになります。しかも道の駅も、冬期休業に入ります。だから秋のうちに走っておきたいルートなんですよね。
- Q. 途中で給油できますか?
-
A. まず山間部は、スタンドが少なめです。しかも営業時間が短い場合もあります。そのため、ふもとで満タンにしておくのが確実ですよ。
まとめ|関西紅葉ツーリングは早めの計画が正解
関西紅葉ツーリングの王道、高野龍神スカイライン。まず無料で走れて、しかも休憩ポイントもあります。そのうえ締めに温泉まであるんですよね。つまり秋のごほうびルートなんです。
しかし走れる期間は、意外と短いんです。なぜなら見頃が10月下旬から11月上旬だから。そのうえ12月中旬には、バイクが入れなくなります。だから迷っている時間は、あまりないんですよね。
じつはバイクがあるだけで、こんな景色にサッと会いに行けます。これって、ちょっとオトクだと思いませんか。だから天気とスケジュールが合いそうなら、ぜひ計画してみてください。
なお見頃・営業時間・通行規制は、変わりやすい情報です。そのためお出かけ前に、公式サイトで最新情報を確認してくださいね。そして安全運転で、いい秋を過ごしましょう。
では、またの記事でお会いしましょー!
